「国勢調査ってなんですか？」 - 国勢調査担当者　センサスちゃんのつぶやき

大学を出て半年の保険屋さんに
昨日そんな質問を受けました。

「どんな意味あるの？」系はよく質問されますが、
「そもそもなんなの？」系の質問は初めて。

親に書いてくれと頼まれてたため
中学生時代から知ってた自分には
カルチャーショックでしたｗ

ただ、通常は世帯主が家族について回答するので、
まあ決しておかしいわけでもなく。

そこで彼女に大学時代の専攻を尋ねると、

返ってきた答えは

「なのに国勢調査を知らんのかいっ！」
と突っ込みたい気持ちを抑えつつｗ、
センサスちゃんは優しく説明しました。

「商圏分析とかするでしょ？
住民の属性データが必要でしょ？
そんなときに使うのが
国勢調査のデータなんだよ。
さらに、あらゆる統計調査の
ベースとしての役割もあるんだよ」

「じゃあちゃんと書かなきゃダメですね〜！」
と切り返す、Ｗ大卒の才媛ｗ

「そう。だから、拒否しちゃダメとか
ウソ書いたらダメってことも
法律に書かれてるんだＹＯ！」

「ふ〜ん。。。」

どうも最後は他人事で終わった模様。。。orz

オールジャパンや都道府県比較といった
マクロな規模で収支と消費の状況を見る

などという目的ならば抽出調査で十分であり、
そのための基幹統計調査も現に存在します。

今まさに行われている
「全国消費実態調査」
も、そのうちの一つといえます。

ですが、商圏分析などといったミクロな分析は、
全数調査に頼らない限り精度は確保できません。

この例は、身近に感じられる向きも
大勢いらっしゃるのではないでしょうか。