かわら版、今度は社長から待ったが。。。orz

一番の理由は、どうも「時期尚早」ということのようです。
まあ、言うても大企業の範疇に入るわが社ですから、真意までは末端の我々に伝わっては来ないんですがねぇ。。。



ちなみに現場としては遅きに失してると思っているくらいなわけですが、どうして「かわら版」なる紙媒体の広報紙を発行しようとしているのか、というより、どうしてそれが必要であるとセンサスちゃんが考えたのか、触れたことがなかったのでここで触れてみます。

  1. 国勢調査の意味を正しく理解していただくことが、結局は調査結果の精度維持・向上に繋がる。
  2. 存在だけ知っている人にとっては、単なる国による強要と誤解されている。
  3. そもそも知名度すら落ちている(国によるアンケートでは「5年ごと10/1実施」の認知度が6割弱*1)。
  4. 正しく理解していただくには時間が必要で、誤解を解くにはさらに時間が必要である。
  5. 統計の精度の低下は官民を問わず事業の質の低下を招くが、民間事業者や自治体にとっては局所データこそがより重要であるため、自分の自治体の区域内だけでも精度の低下を避ける必要がある。
  6. 精度や事業の質の低下は、税金のムダ遣いに直結する。
  7. 以上のようなことを伝達するためには、国がマスメディアを使って行う広報だけでなく、回覧板等を使った「顔の見える広報」と組み合わせることがより効果的である。*2


もちろん、紙媒体では限界があるので、相互に補完する位置付けとなるのがWEB、といったところでしょうか。


ちなみにこのブログはあくまで非公式なので、自ら積極的に相互補完として位置付けることはできませんがw、
このブログをご覧になってみて「問題ナシ!」と評価してくださる自治体さん、どうかどんどん紹介して利用してください!!



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国勢調査担当者センサスちゃんのつぶやき written by センサスちゃん


*1:出典:平成22年国勢調査第2次試験調査世帯アンケート。ちなみに、提出義務があること、個人情報保護法がこの提出義務にはかからないことについての認知度は4割強で、罰則規定については1割弱しか知られていません。

*2:前出のアンケートによると、市区町村広報紙・誌はTV、新聞に次ぐメディアとして認知度、信頼度が高くなっています。