「国勢調査」を分かってもらう姿勢を放棄することこそが、雇い主への背信行為である。国はもっと危機感を抱くべし!
二週間もたってしまいましたが、こんなありがたい、示唆に富んだエールを頂きました。
当方は、こちらで書いている通り
全数調査としての国勢調査は必要である
論者です。
一方、自分のような持論の人間は、
世間では少数派である
というふうにも思っています。
コメント主さんのような
「他の情報で代用すれば事は足りるはずだろう」という意見が圧倒的多数である
とすら思っています。
だからこそ、こうした道具も使って、とにかく国勢調査というものを知ってもらわんことには始まらない!という思いでスタートしたのがこのブログです。
なにしろ、
国勢調査の認知度は地に落ち、国の権威もとうの昔に失墜しているのですから。
なので当然「説明すればわかってくれる感の能天気ぶり」など当方の意識の中には微塵もないんですが、それでも「言葉にしなければ始まらない」わけですよ。
当方の個人的な意識としてはむしろ、「最も大切なデータが崩壊してしまう」ことへの危機感しかなく、微力であっても歯止めをかける行動をとらなければ、という思いです。
それをしようとしないことこそ、雇い主である区民、都民そして国民への背信行為ではないでしょうか。
総務省にしては、大転換だとしても世間から見れば、世間の認識に比べれば、充分にずれてます。
何を有り難がってるのか、私には理解できません。
これ、当方が国の方針転換を有り難がっていると勘違いされてるようですが、別に何も有り難がってはおらず、「国の動向(「努力」とは言いません。あくまで「動向」です。)に、国民の皆さんが少しでも目を向けてもらえたら有り難い」と言ったんですけどね。
まああとは罵詈雑言の嵐ですので、いちいち突っ込みません。
ただ、表現が乱暴であるとはいえ、「自治体の担当者ですら意義を理解していない」ということがわかる、たいへん有意義なコメントでした。
皮肉ではなく、素でそう思います。
「コメント主さんのように考える自治体職員は決して少なくない」ということを、危機意識として国の役人は持て!
と言いたいですね。
ちなみに、コメント主さんはおそらく当方のことを「上に忠実な犬」と想像しているんじゃないか、また、ほかの皆さんにもそう感じてる方は多いんじゃないか、と思います。
しかしながら当方は一応、補助金行政の片棒を担いでた頃、上(都や国を含む)しか見ずに区民不在の仕事をする上司(管理職)に対して、未来永劫残る形=文書で、次のような趣旨で盾突いていることを申し添えておきます。
「俺たちは、
たった一人のキャリア官僚のために働いてるんじゃない。
区民のために働いてるんだ。
部下の我々に言うような力強さで、
区民の方々に
『補助金返還なんてとんでもない!』
と言えるか?
区民と同じ方向を向いて国や都と対等に戦ってくれない
ご都合主義の上司の下で、
生活を賭けて仕事をするなんてことは
自分にはできない。」
以下、何かの間違いで消えてしまうことがないよう、件のコメント全文を引用しておきます。
総務省にしては、大転換だとしても世間から見れば、世間の認識に比べれば、充分にずれてます。
何を有り難がってるのか、私には理解できません。地方からすれば、国勢調査をはじめとする統計業務は総務省からの押し付け業務にしか過ぎず、
嫌々やってるにすぎません。重要度も低い低い。
唯一、国勢調査のみが重要視されるのは、国勢調査が交付金の支給基準がなるからで、手抜いて
数が少なくなると交付金が少なくなるからです。
地方の統計担当が真に検討してるのは、調査方法ではなく、如何にして数を埋めるか。
つまり、如何にして住基から補記するか、です。ならば、住基の数だけで充分でしょう?ってことです。
いわば、国勢調査は総務省統計局が交付金を人質に地方に無理やりやらせる懲役刑。そして、愚にもつかん税金の無駄遣いです。
これを廃止できなかっただけで民主党政権は似非ですな。原口はドアホです。あなたのブログを読んでいても、説明すればわかってくれる感の能天気ぶりですが、
本当に統計業務やったことあるんですか?
統計法の改正なんて誰が知ってるの?今月から工業統計が始まってますが、どういう内容かわかりますか?
あなたも公務員ならば、少しは現実を見ればどうでしょうか?
国の言うことを丸のみにして、楽しく暮らせる時代なんぞ、昭和の頃に終わってますよ。
もう少し、まじめに働け
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国勢調査担当者センサスちゃんのつぶやき written by センサスちゃん